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2025年7月10日

【事例紹介】長野市 木部灰汁洗い

和風建築や板張りの外壁に使用される天然木材は、その自然な風合いやあたたかみで、建物全体にやさしく上質な印象を与えてくれます。

ただし、天然木は時間の経過とともに徐々に変化していく素材です。年月が経つにつれ、木の内部から樹液やアク(灰汁)がにじみ出てきて、紫外線などの影響により酸化が進み、やがて濃い飴色や黒ずんだ汚れとして目立つようになります。
このような変色は、建物の印象を古びた・くすんだ雰囲気にしてしまう要因のひとつです。

また、木材が設置されている環境条件(気温・湿度・日照状況など)によって、汚れ方やその種類にも差が出てきます。そのため、状態に合わせた最適なクリーニング方法を選択することが、木材の美しさを保つうえで非常に重要です。

今回は長野市の現場から灰汁洗い、木部塗装の様子を見ていきたいと思います。

灰汁(あく)洗い

灰汁洗い前の状態がこちらです。
全体がくすんだ色になってしまっています。

改めて、灰汁とは何かという話ですが、木材内部の成分(樹液、タンニン、リグニン、ポリフェノールなど)が、水分や紫外線などの影響で表面に染み出してくることによって発生し、シミや変色の原因となります。

灰汁洗いをすることで、木材の本来の美しさを取り戻すことができます。

専用の薬品を使い灰汁を浮かせます。

浮き出てきた灰汁を洗い流します。

灰汁洗いで蘇る木部

このように木部本来の色が見えてきました。
この後、表面を整えるためにケレンを行い、防水用の塗装を行い完成します。

木造の家は少なくなってきましたが、ウッドデッキやアクセントで木部を使っている家も多くあると思います。
木部は水や湿気に弱いので、適切にメンテナンスを行うことで、長く維持していくことができます。

アップルペイントは、寺社仏閣等の伝統建築を多く手掛けてきました。その技術を一般家庭に応用して、木部の再生を行っています。
木部に限らず住宅のお困りごとはアップルペイントにお任せください。

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