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2023年2月18日

塗装の歴史について

 

こんにちは!(`・ω・´)

 

塗装と一口に言っても、塗装には様々な種類があります。

 

建物の塗装、車の塗装、プラモデルの塗装、工業製品の塗装など、様々規模で塗装は日夜行われています。

 

この記事を書いているPC本体も塗装されています。

塗装されていないものを見ないで生活をすることは困難なレベルで塗装が存在しています。

 

塗装はデザインであり保護するものです。

そんな塗装の歴史を探っていきたいと思います。

壁の塗装ではなく、広く塗装というくくりで見ていきたいと思います。

 

日本古来から行われていた塗装の主なものは漆塗りです。

 

日本最古の漆塗は、縄文時代の副葬品から発見されました。

約9000年前のものと言われています。

(副葬品とは、故人への手向けとして棺に入れるものです)

 

食器、装飾品、楽器など様々製品の塗装・装飾に使われてきました。

平安時代の貴族の食器として漆器が使われてきましたが、室町~江戸時代には漆塗が全国で特産として生産されるようになり、様々な銘品が生まれます。

輪島塗、会津塗、津軽塗などブランドが誕生していきました。

 

食器などでよく使われる漆ですが、飛鳥・奈良時代には寺院の塗装用に使われました。

 

同じように、古くからあるものとしては、中国から伝来した漆喰があります。

 

平安時代から寺院の建材として使われ始めたといわれていおり、戦国時代には城郭(姫路城が有名です)に多く用いられ、商人の土蔵など庶民の住宅にも使われました。

漆喰は塗料ではありませんが、アップルペイントは土蔵の修復もしていますし、古来からある技法ということで入れてしまいました。

 

ちなみに、漆喰に漆という文字がはいっていますが、漆は一切使われていません。

元々は石灰と表記していましたが、漆喰という字が当てられそのまま定着したそうです。

なぜ漆喰を当てたのかはまた調べてみたいと思います(´ω`*)

 

柿渋という塗料も平安時代頃から使われてきました。

柿渋は文字の通り、柿からつくられます。

防水・防虫・防腐作用があり、木材の保護用に寺院などでよく用いられたそうです。

あとはなんと!即身仏にも塗布された記録が残っているそうです!(; ・`д・´)

湿度の高い日本においてミイラをつくることは容易ではありませんが、当時から柿渋には高い効果があるとされていたんですね。

 

ここまでが、日本古来から使われてきた塗料です。

 

では近代の塗料が日本でどのように興ったかご存じですか?

 

それは・・・

 

1853年浦賀に来航したペリーです!

ペリーによってペンキが初めて日本にもたらされました。(^^)/

 

船の装飾がペンキで塗られており、そこで初めて日本人はペンキと遭遇したのです。

 

ペリーとの会談のために、横浜の本覚寺に談判所を急造しましたが、出来栄えがよくなく、船からペンキを譲りうけ塗装しました。

これが日本における最初のペンキによる塗装とされています。

 

ペリー来航以前に出島で外国の商館にペンキが使われていたのではないか、だからそちらが最初だ、という説もあるそうですが、資料が残っていないため確かなことは分からないそうです。

 

明治時代に入り、急激に近代化が進んだ日本では、古来の塗料での塗装よりも近代塗料による塗装が増えていきました。

 

そして、1881年に日本初のペイント会社である光明社(現 日本ペイント株式会社)が誕生し、塗料の国産化が進んでいきました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

使ている素材が違うとはいえ、昔から建物を守るために塗装をしていたんですね。

 

アップルペイントでは、近代建築の塗装はもちろん、木部の再生、土蔵の修復といった伝統的な建物を守る塗装もしています。

外壁塗装のお問合せは、ぜひアップルペイントまで!

 

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