カテゴリー
2023年1月16日
こんにちは江古野林檎です!
私ずっと気になっていたことがあるんです。
屋根ってなんで“根”を使っているんでしょうね(?_?)
屋は建物を表すのはわかりますが、どこから根がでてくるんでしょうか。
高いとこにあるのに根って違和感ありますよね。
私だけでしょうか・・・( ;∀;)
ということで、調べてみました!!(^O^)
まずは、“屋”について、
これはやはり建物を表すようです。
さらに屋根を表す意味もあるようですね。屋上も屋が入っていますね。
続いて、“根”です。
草木の根、物事のもととなる部分、根本などなど。
下部分を表す意味が強いですね。
さて、どうして上と下を表す漢字がくっついてしまったんでしょうか。
それは、竪穴式住居がルーツでした!!
縄文時代に主に使われていた三角の住居ですね。
当時は、屋根のと壁の境目が無く、というより屋根だけの形をしています。
軒先が地面に接しており、そこから根という漢字が充てられたという説が有力だそうです。
でも、縄文時代に漢字は無かったような・・・
さらに追加調査です。
漢字自体は1世紀ころに日本に伝わったとされていますが、1世紀と言えば、弥生時代です。
では、竪穴式住居はいつまであったんでしょうか。
なんと、地方によっては、江戸時代まで使われていたそうです。
とはいえ、それはごく一部で、よく使われていたのは平安時代までらしいです。
平安時代と言えば、枕草子をはじめ様々な歌、文学が生まれ発展した時代です。
そんな時代まで竪穴式住居が残っていれば、根という漢字が充てられたのも分かる気がします。
建築技術が発達して、土台ができて、壁ができて、気づけば屋根は地面から離れてしまいましたが、
言葉、漢字だけは残ったということなんでしょう。(^O^)
余談ですが、会社から車で20分ほどの距離にある塩尻市の平出遺跡には、竪穴式住居が復元されています。
お近くまで来た際にはぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。
塩尻市観光協会より https://tokimeguri.jp/guide/hiraideiseki/
アップルペイントでは、竪穴式住居の補修はできませんが、一般的な現代の建物の補修をしています。
ご相談事がありましたら、お気軽にお問合せください。