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2025年9月9日

外壁塗装の必須アイテム 「色板見本」

外壁塗装を経験したことのある方なら一度は目にしたことがある「色板見本」。
これから外壁塗装を検討する方も、色を選ぶ際に必ず目にすることになる大切なツールです。

今回は色板見本の話と色決めに関するお話です。

色板見本とは

これが当社で用意してる色板見本の一部です。
塗料が塗ってあるので、実際の塗料の色を確認する事ができます。

私たちが目にする「色」は、使う媒体によって作られ方が異なります。
たとえば インクジェットプリンターは液体のインクを吹き付けて色を表現し、レーザープリンターは樹脂粉末のトナーを熱で定着させて発色させます。
一方、モニターやテレビは液晶や有機ELを使い、赤・緑・青(RGB)の光を組み合わせて色を作り出しています。

これに対して、外壁塗装に使われる塗料は「顔料」という固体の微粒子で色を表現します。顔料は光を反射・吸収することで色が見える仕組みであり、光そのものを発しているモニターや、紙に染み込むインクとは根本的に異なります。

そのため、パソコンやスマホの画面で見た色や、後述する紙に印刷されたカラーシミュレーション、実際の外壁に塗られた色とでは、色の見え方に差が出てしまうことがあります。
だからこそ、実際の塗料を使った色板見本を確認することがとても重要なのです。見本を手に取って太陽光や室内の照明の下で比べてみることで、より現実に近い仕上がりをイメージすることができます。

色板見本は太陽光の下で確認しましょう

こちらは太陽の下で見た色板見本です。

左側は艶なしの見本です。右側は艶ありです。艶の有り無しでも色の見え方には違いがあります。

モニターや印刷では艶の再現ができません。厳密に言えば、特殊なインクを使って印刷することで艶を出すことは可能ですが、塗料の発色を完全には再現することはできません。

次に、影が落ちるとどうでしょうか。

板見本を傾けて影を作ってみました。
当然ですが、色が暗くなってしまいます。

この状態で色を決めてしまうと、塗装後、イメージしていた色と大きくかけ離れてしまうので注意が必要です。

ですので、色板見本はしっかりと光が当たる状況下で確認するようにしてください。
艶あり艶なしでも色の印象は変わるので、色決め時にしっかりご確認ください。

全体のイメージにはカラーシミュレーションがオススメ

この色で塗装したらどんな見え方になるんだろう?
ツートンにしてみたいけど、どんな組み合わせがいいかわからない。

そんなときはカラーシミュレーションを活用してください。

アップルペイントにはプロのデザイナー、カラーコーディネーターが常駐しおり、実際の建物の写真を使って、塗装後のイメージを作成いたします。
建物全体はもちろんですが、一部分だけのシミュレーションも可能です。特に一部だけの場合は、既存部分とのバランスがイメージしにくいことがあります。
ご希望の際にはお気軽に担当にお申し付けください。

※カラーシミュレーションイメージ

シミュレーションを見ながら、ご家族でお家の話で盛り上がってもらえると嬉しいですね。

面積効果という目の錯覚

日光や艶以外にも、違う色に見えてしまう現象があります。

これを面積効果と言います。

下の画像をみてください。

二つの四角はどちらも同じ色です。みなさんにはどう見えますか。

色の見え方が違って見えた方もいるかもしれません。

面積効果とは、同じ色でも塗る面積の大きさによって見え方が変わる現象のことです。

小さな色見本やサンプルチップで見たときと、実際に外壁や屋根といった大きな面積に塗ったときでは、色の印象が異なって見えるのです。

明るい色は、大きな面積になるとより明るく・淡く見える
 例:見本では落ち着いたクリーム色に見えたのに、外壁に塗ると想像以上に白っぽく見える。

暗い色は、大きな面積になるとより暗く・重たく見える
 例:見本ではシックなグレーに見えたのに、塗ったら黒に近い印象になった。

外壁は面積が広いため、サンプルの印象よりも色が強く出やすいです。
そのため、明るい色を選ぶときは、ややトーンを落とす。また暗い色を選ぶときは、ワントーン明るめにする。といった調整をすると、理想に近い仕上がりになります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

大切な色決め、こういったポイントを抑えておくだけでもイメージを具体化していけるはずです。

アップルペイントは今まで数多くの建物を塗装してきました。
その分だけ塗料を見てきたことになります。
色を決める際に悩まれてしまったらご相談ください。経験豊富な担当が理想の住まいづくりをお手伝いいたします。

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