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2022年9月14日

松本市 蔵再生 その1

こんにちは

今日は松本市から蔵の改修の様子をご報告!

「蔵」は土壁と漆喰によって造られた日本の伝統建築。

火事に強く、調湿性もあることから

昔から大切なものを保管する建物として利用されてきました。

しかし近年では職人不足や過疎化などの理由で減少しているそうです。

アップルペイントはこれまでに「伝統建築を未来へ紡ぐ」をテーマに

傷んだ蔵を解体費と同等の費用で再生する技術

『蔵簡易改修工法』を開発・普及してきました!

今回は改装後のシミュレーションと合わせて

再生されていく蔵の様子をお届けします(^O^)

まずは施工前の状態です!

漆喰が剥がれ落ち土壁がむきだしの状態ですΣ( ºωº )

近くで見ると傷み具合はもっと分かりやすく、触ると崩れてしまいます。

まずはデザイナーが完成イメージを作成し、お施主様に確認していただいてから

作業に関わる皆で共有し、全員でそこに向かっていきます!

完成イメージがこちらです。

<完成シミュレーション>※クリックで拡大できます

完成シミュレーション1

<完成シミュレーション>※クリックで拡大できます

完成シミュレーション2

現在の状態からは程遠いイメージですが

果たして完成するのでしょうか!?

まずは剥がれ落ちた土壁の厚さと形を整えるために

モルタルを壁に塗っていきます。

その前にモルタルの剥落を防ぐためのラス網を貼り、

さらに接着力を高めるプライマーをたっぷり塗布してから左官の作業にはいります。

<プライマー塗布>

<モルタル下塗り>

アップルペイントのベテラン左官職人の手にかかればあっという間に

モルタルの下塗りが仕上がっていきます(*゚0゚*)スゴー

<モルタル下塗り中>

下塗りの作業が進んでいます。

筋のように見えるのは、わざと凹凸をつけることで

この後の中塗り上塗りのモルタルの食いつきをよくするためです!

だんだん土壁の部分にモルタルの壁ができてきて

工程が進んでいることが実感できます(*´∇`*)

気になっていた家紋の部分です。

こちらは原型が分からないので、鬼瓦の文字をトレースして台紙を作り

左官により家紋を立体的に仕上げる事になりました。

<下塗り>※クリックで拡大できます

レリーフ1

<上塗り後>※クリックで拡大できます

レリーフ2

土壁の状態からは想像もできないくらい形になっていますね!

窓の縁部分も綺麗に形作られました!

<施工前>

<下塗り>

<上塗り後>

もうひとつ気になっていた観音扉の部分。

<施工前>※クリックで拡大できます

観音扉1

こちらもアップルペイントの左官職人により丁寧に仕上げられていきました。

観音扉2

<上塗り後>※クリックで拡大できます

数カ月に渡って補修されてきた土蔵も塗装をして

いよいよ完成となりました。

次回はビフォーアフターをお届けしますのでお楽しみにっ!

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